1.023

こんにちは。てんとうむし上尾駅前の坂田です。
就労移行支援事業所を上尾市で運営しています。

さて、タイトルの1.023・・・なんの数値がおわかりでしょうか。
これは、海水の比重です!(わかるわけがないですね)

ワタクシ、趣味で熱帯魚の飼育を15年くらいしているのですが、
そのうち半分くらいは海水魚の飼育をしてきました。

熱帯魚飼育のことをアクアリウムといいますが、
海の場合はマリンアクアリウムといいます。
ちなみに水槽のことは「タンク」といいますよ。覚えてくださいね。

大体、海水魚やってると言うと、一般の方にまず聞かれるのは、
「え!海水ってどうするの?」ということです。
そう、埼玉には海がありません。
海水ないじゃん!ってなるんですかね。

確かに埼玉には海がないんですが、
でも海がある県の方も普通は汲みにいかないと思います笑
何が入っているかわからないので・・・。

我々、マリンアクアリウムをする人間にとっては当たり前なのですが、
海水は水換えをするたびに「作る」のです!
そのために人工海水(の素)というのが売っています。

でもやはり本物の海水で水換えしたいという方もいて、
「天然海水」というのも売っています。
これは陸地の影響を受けない遠方で汲んでいるそうで、
結構高いのです。(使ったことないです)

ということでワタクシはせっせと海水を作るわけですが、
この時、最も標準とされる比重が「1.023」になります。

実は、世界の海も地域によって濃度や比重が違うそうで、
もっと言うと、水温によっても比重は変わります。
ただ、水槽は一定の水温を保つので・・・
と、これを言い出すとキリがないのでやめます。

あえて低比重、あえて高比重で飼育することもあります。
飼い主の考え方と責任ということです。

先日、サンゴ(トサカ)の調子が悪くなりました。
サンゴは昼間はポリプというのを出して栄養を吸収するのですが、
急にポリプを伸ばさなくなったんですね。

こういうことはたまにあるので、数日様子を見たのですがおかしい。
なんかグデっとなって見るからに元気がありません。

気になったので比重を測ると、1.030近くになっていました。
水が蒸発した影響もあると思います。
これはちょっと高すぎるということで、水換えがてら比重を調整したところ、
無事ポリプを伸ばし始めました。今は元気にしています。

ウチの水槽に住んでいる八重山のギンさん(ヤエヤマギンポ)です。