こんにちは。埼玉県上尾市にある障害者就労移行支援事業所 「てんとうむし上尾駅前」スタッフの松本です。今日は3月11日。11年前の今日、東日本大震災がおこりました。

その日は私は都内の会社に勤務中で、ひどい揺れの中何とか机の下にもぐり込み、ひたすら揺れがおさまるのを待っていた記憶があります。

恐らく2~3分ほどだったと思いますが、永遠におさまらないように長く感じました。

個人の机の下には移動式のキャビネットがあり、固定されてないキャビネットがフロア中を動いていて、押しつぶされないように、近づいて来たキャビネットを捕まえてはキャスターを固定していました。

電気も携帯電波も無く、家族への安否報告をしようと公衆電話の列に並んだのですが、なんとテレホンカード専用で、慌てて何とか探して並び直して家族と連絡が取れました。

電車も止まっていたので、駅近のお店で夕食を取り、真夜中に動き始めた電車に乗り、そこからレンタカーを探してウロウロ。「いったい家にはいつ帰れるんだろう?」と思いましたが、何とか朝までには帰宅できました。

後で振り返ると、無理に帰宅する必要はなかったと反省しました。動くことで危険になったり余震にあうこともあります。ただ、当時は会社の水が止まったり、防災備蓄がなかったりで、ずっと過ごせる場所ではなかったのです。

3.11で私も、そして社会全体でも教訓を学びました。

毎年3月11日は不幸にして亡くなった方々を弔い、次回同じことが起こった時に、少しでも被害が減るように教訓を思い返す日としていきたいです。