こんにちは。上尾市の就労移行支援事業所
てんとうむし上尾駅前の坂田です。

うなぎ、いいですねー。大変好物ですねー。
でもひさしく食べられていません。
ふるさと納税しないといけないな、と思いました。

最近、と言ってもここ数年ですが、
新型コロナウイルスの影響で気軽に出かけたりできませんね。
どうしても家の中で過ごすことが多くなるわけですが、
読書なんていかがでしょうか。

最近読んだのはこちら。

2022年、本屋大賞受賞作です。

文体としてはどこかラノベっぽいかなと思いながら、
考えさせられることは満載。
出かけられない休日の午後にピッタリです。

(別にラノベが悪いわけではありません。
 ワタクシ、ラノベの走りのような文庫も
 学生時代に好きでたくさん読みました)

漫画も読みます。家にあるけど読んでいないものもあって、
呪術廻戦、暗殺教室などまだ手付かずです。
読まないといけない(別にいけないわけではない笑)と思いながら、
まだなかなか手が伸びずにいます。

個人的にワタクシが推したいのは、
(あえて時代小説じゃない)ハードボイルドな頃の北方謙三さんです。
何度か書いているかもしれないです。そのくらい好きです。

今から見るとかなり以前の本になりますが、たくさん読みました。
とにかく生き方が熱いんです。カッコいい!

たとえば、子供の前で父である主人公の親友が、
因縁の相手に銃で撃たれるんですね。
主人公はまるでこうなることをずっと前から知っていたかのようです。

主人公はハードボイルドで熱い人間で漢の中の漢ですから、
もちろん安易に助けに行ったりはしません。
そんなウェットで一般的な感覚では、
ハードボイルド小説の主人公は務まらないのです。

それどころか、思わず目をそらした子供(小学生男児)の
顔を思い切りひっぱたきます。

「よく見ておけ。お前の親父がどうやって死んでいったか見ておけ。
 そしていつかその理由を(周りの大人に)話してもらえ」

熱い、熱すぎる。震えますね。
こういう大人になりたいです。

主人公はこの親友が留置場に入れられているときに、
レモンを差し入れるんですね。
名前なんて伝えなくていい、レモンを渡せば、
俺だとわかるはずだ、と、名乗らずに差し入れます。

そう、名前なんていらないんです。
レモンだけあればそれでいいんです。
ボクも早く、誰かにレモンを差し入れたいです。

暑い夏の昼間にどうですか。
古本屋で100円くらいじゃないかな。
こちらは「友よ、静かに瞑れ」という本です。

でもちょっと雰囲気が重いかもしれないので、
メンタルの調子が良いときにぜひどうぞ。